HOME 今月のゆーゆー 武人の宴
「戦国BASARA」「戦国無双」などの大ヒットゲームソフトや、現在HNKで放送中の大河ドラマ「天地人」などで、戦国武将に興味を持つ女性たちが急増しています。
当時の武将たちが持ち合わせていた“潔さ”“律儀さ”“一途さ”などは、現代に生きる私たちにはとても魅力的に映り、ロマンを感じさせてくれます。そこで「ゆーゆー」では、人気の戦国武将たちにまつわる様々なエピソードを紹介すると共に、戦国ファンの読者の皆様との交流の場として、このコーナーを開設することにしました。
“戦国乙女”を自負する方、戦国武将に興味を持ち始めた方、そしてもちろん戦国ファンの男性の方からもお便りをお待ちしていますので、「私の好きな戦国武将とその理由」「戦国武将に関する疑問・質問」など、どんどん投稿してください。
また、読者の皆さんが大好きな戦国武将のイラストも募集しています。紙面に採用された方には、ささやかなお礼の品を贈呈。ふるってご応募ください!

2009年3月 |

第三十三話 「京の町衆を驚かせた、黄金のハリツケ柱の行列」
伊達政宗&片倉小十郎編 「名将言行録」より
絶体絶命のピンチを、鶺鴒(せきれい)の花押の仕上げ方にまで目を配る、徹底した機知で乗り切った伊達政宗。しかし政宗は、自分の命を助けた天下人・豊臣秀吉の真意を、徳川家康と同様に見抜いていました。
尾張(愛知県西部)・清洲城内での査問会から退出する際、秀吉は声をかけます。
「政宗よ、京へはこのまま上ってもらうぞ。全国の諸侯の前で、わしに忠誠を誓え」
「二心はございません。政宗の身上、すべて殿下(秀吉)に捧げまする」
京に置かれた秀吉の政庁・聚楽第で、全国の大名が列席する中、政宗は臣従を誓わなければなりません。いや、それはもう決めたこと。しかし、ただ屈服した姿を見せるだけでは、気持ちの収まりがつかないのです。
秀吉は奇抜で派手な趣向を好みます。であれば、来る上洛の日には、秀吉に頭を下げつつも大いに驚かせ、伊達の面目躍如となるような行列で都大路を練り歩きたい。政宗は、片倉小十郎を呼び、策を練りました。
「伊達殿、往生際が悪うござるぞ!」声を荒げる側近を無視し、政宗は秀吉に訴えます。
「殿下には謹んで申し上げます。この政宗を陥れようとする輩が花押を似せて書き、偽りの書状を作ることを防ぐため、花押の鶺鴒の眼にあたる部分に針で小さな穴を開けております。そして、そんな思いが、ついにかつてないパフォーマンスと
なって披露されたのです。
その日、京の都に住む人々は、東海道から入ってきた武将の行列に目をむきました。先頭には、太陽の光を受けキラキラと輝く金色の磔(はりつけ)柱。磔柱は、当時重い罪を犯した罪人を処刑する際の十字型の柱です。黄金の磔柱は、木製の柱に金箔と銀箔を貼り付け、見るもまぶしい外観に仕上げられていました。その行列の中央にいる政宗は、全身真っ白の死に装束姿です。
「あれが、伊達の殿様やそうな」
「あの磔柱とお姿は、えらい粋やないか?」…
続きは「ゆーゆー2012年4月号」をご覧ください。 |
第三十三話 「鶺せきれい鴒の花押に、政宗が仕込んだ“知恵”とは!?」
第三十二話 「絶体絶命の政宗に、大逆転のチャンスはあるのか!?」
第三十一話 「陰謀の決定的証拠を突きつけられた政宗の運命は!?」
第三十話 「またもや伊達政宗に降りかかる、絶体絶命のピンチ!」
第二十九話 「天下人・秀吉に対し、命を賭けて抗した片倉小十郎の忠義」
第二十八話 「片倉小十郎が伊達家から独立し、大名に立身出世!?」
第二十七話 「天下人・秀吉が、政宗の右腕・小十郎をスカウト!」
第二十六話 「政宗と小十郎が賭けた大バクチに、天下人・秀吉は!?」
第二十五話 「領地を差し出した政宗と小十郎に、秀吉が下す裁断は!?」
第二十四話 「忠誠の証として差し出した2つの箱の中身とは!?」
第二十三話 「天下の豊臣秀吉を“夏のハエ”に例えた小十郎の忠言」
第二十二話 「天下の秀吉に刃向かうか、屈するか…政宗の決断は!?」
第二十一話 「“奥州王”となった政宗、関東侵攻を宣言!」
第二十話 「ついに一城の主となった小十郎に、姉が授けた贈り物とは…」
第十九話 「奥州王”に上りつめた政宗が、戦場で見せた洞察力」
伊達政宗&片倉小十郎編(二十話以降続く)
第十八話 「家康を窮地に陥れ、壮絶な討ち死にを遂げた幸村!」
第十七話 「幸村本隊、ついに家康本陣を目指して突撃!」
第十六話 「道明寺・誉田の戦いで再び武名を轟かせた幸村」
第十五話 「激突! 幸村VS 小十郎!! し烈な戦いの行方は!?」
第十四話 「再戦!幸村はついに大部隊を率いて大坂城を出撃!!」
第十三話 「和議に秘められた謀略を見抜き、討ち死にを決意する幸村」
第十二話 「大坂城・真田丸で敵の大軍を迎え撃った幸村の奮戦」
第十一話 「信濃一国を与えると持ちかけられた幸村の返答は!?」
第十話 「出撃か?籠城か?豊臣方に加わった幸村の運命は!?」
第九話 「風雲急を告げる大坂城に、幸村参上!」
第八話 「真田幸村、幽閉の地を見事な知略で脱出!」
第七話 「九度山に幽閉された幸村に、千載一遇の機会が!」
第六話 「武人としての潔さを訴える幸村。しかし、兄は…」
第五話 「関ヶ原の戦い… 真田一族が選択した道は!?」
第四話 「忠義のため我が子を殺そうとする小十郎に、政宗は!?」
第三話 「政宗に義理立てし、和真子を殺そうとした小十郎」
第二話 「幼い政宗の目を突いた、小十郎の忠義」
第一話 「幼少期の伊達政宗ってどんな子だったの?」
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